カオリナイト帯
化学過程(変質) - 地中開放系(酸性熱水による交代作用)
別名
カオリン帯, 明礬石帯 (中温), 粘土化帯 (カオリナイト)
指標鉱物
カオリナイト
生成に必要な地質環境
産状
流紋岩質のマグマ活動に伴う、100-220度の酸性熱水により生成した変質帯。 この変質作用はカオリナイト化作用(カオリン化作用)と呼ばれ、粘土化作用の一部。 源岩は珪長質岩。低温熱水鉱床を伴うことがある。
このサイトに記載のあるカオリナイト帯の分布。 黄線は、火山フロントの分布。
鉱物組み合わせの変化
- [ 消失 ] ハロイ石, クリストバル石
- [ 出現 ] カオリナイト, 石英, スメクタイト/イライト, スメクタイト/緑泥石
鉱物組み合わせ
- 明礬石, カオリナイト, 石英, 黄鉄鉱, スメクタイト/イライト, スメクタイト/緑泥石, (ベーム石, 石膏, 硬石膏)