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中圧型変成岩

別名

中圧型変成帯

概略

中圧型の変成作用を受けた変成岩。源岩は陸棚堆積物で、特に石灰岩とアルミニウムに富んだ 泥岩を含む。アルミニウムに富んだ泥岩が変成作用を受けた結果として、クロリトイドや十字石が特徴的に見られる。 付加体の分布に沿った帯状の分布を示す。 源岩の特徴などから、大陸-大陸衝突帯に形成された変成岩と考えられている。肥後帯は、北中国地塊と南中国地塊の衝突帯である、 秦嶺-大別山-蘇魯(Qinling-Dabieshan-Sulu)縫合帯の一部と解釈されている。 緑色片岩相には一般に藍晶石を伴うが、紅柱石を伴う相系列は日立型相系列 (低圧中間型)として区別する場合もある。

Barrovian型相系列 (中圧型)

緑色片岩相 > 角閃岩相 > 低圧グラニュライト相

中圧型変成岩

付加体の配列に沿って、中圧型変成岩が帯状に見られる。

赤: 肥後帯, ピンク: 日立-竹貫帯, 緑: 宇奈月変成岩。

日立-竹貫帯と宇奈月変成岩は、肥後帯の一部と考えられている。

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