ランシー鉱 Ranciéite

幅20mm。ランシー鉱の結晶。 赤褐色の薄板状結晶がランシー鉱。周囲の透明なガラス光沢の部分は脈石の石英。

プロピライト化変質を受けた海洋性島弧の安山岩質から玄武岩質火砕岩に伴う中温熱水鉱床の石英脈の空隙より。 中新世後期(750万年前, 7.5 Ma)の生成。

この産地のランシー鉱は、1981年(昭和56年)に初めて記載された。