海底マンガンクラスト
化学過程(液相成長) - 水中
別名
コバルトリッチ マンガン鉱床, コバルトリッチ マンガンクラスト
生成に必要な地質環境
大洋底
産状
太平洋の低緯度帯の、水深500 - 2,500 mの海山の斜面や頂部にクラスト状、礫状、団塊状でみられる。 海山を構成する火山岩類、石灰岩、燐灰土などの岩石を核として、その上に生成している。 クラストの厚さは、数cmから10cm。主成分はMnとFeで、副成分として1%程度のCoの他に、NiやCuを含む。 海中での熱水活動により海水中に放出された金属元素が、海中での酸素極少層で海水から直接沈殿したと考えらえている。 生成が非常に遅いため、大陸棚など堆積物が多く供給される環境ではあまり見られない。
鉱物組み合わせ
ベルナド鉱